クラフトマンシップ

造船所のこだわり紹介(職人)

情熱の遺産を、
未来へと受け継ぐ

50年、100年先も海を走り続けることができる、
最高品質のヨットを造ること。
1886年から続く私たちの使命は、流行に流されず、
贅沢に時間をかけてオーナーの夢を形にすることです。
その情熱は時代を超えて受け継がれ、海の上で輝き続けます。

情熱を刻んだ
140年の航跡

変わりゆく時代の中で、
変わらない価値を問い続けること。
不況や素材革命の荒波に揉まれながらも、
あえて規模を追わず、哲学を守り抜いた情熱の航跡が私たちにはあります。
私たちが紡いできたその歴史を、ここにご紹介します

1886 - 1923

「娯楽としてのセーリング」の
先駆けとなった創業期

1886

一人の職人による、スウェーデン最古の挑戦

創業者エリク・ヤンソンがヴェートー島に造船所を設立。個人が海を楽しむ時代の到来を予見し、一艇ずつの手仕事によるボート造りを開始する。

1890年代

海の楽しみを市民へ広め、成功

国王オスカル2世の治世下、セーリング文化が盛り上がる中で需要を独占。創業10年で売上を4倍に伸ばし、スウェーデンの海辺の文化を支える存在となる。

1906

一流企業や名門百貨店からの指名

通信機器大手エリクソン社や老舗百貨店NKから受注。創業20年にして、その品質が国家レベルの信頼を得るブランドへと成長する。

1918

国会議員も列席した、巨大製造ホールの落成

さらなる需要拡大を見越し、当時最大規模の投資を断行。落成式には後のスウェーデン首相も参列し、事業の確固たる土台を築く。

1924 - 1947

「洗練された機能美」の基礎を
確立したヤンソン兄弟期

1924

単独オーナー体制による、厳格な秩序の定着

2代目ベルティルが継承。工房を常に清潔に保つ「規律の文化」を徹底し、職人の集中力を高める環境を整える。

1947

著名デザイナーとの協業による名艇の誕生

当時のトップ設計家たちと協力。規律ある工房から、現在まで続く「洗練された機能美」を備えた美しいヨットが次々と送り出される。

1948 - 1967

三代続く「家族経営」が始まった
グスタフソン一族継承期

1948

現在の経営一族、グスタフソン家への魂の継承

経営のバトンを長年現場を支えたフリティオフ・グスタフソンが引き継ぐ。現在まで三代続く「家族経営のリンジェット」の歴史が始まる。

1949

75年を経ても現役で走る、驚異の耐久性

全長18mの観光船「クイーン・メリー」を建造。この艇は今なおストックホルムで運航されており、世代を超える品質の何よりの証明となっている。

1952

黄金時代の到来と「戦車のような頑丈さ」

名艇ローリン・コスターの建造を開始。極めて強固で、かつ俊敏なその走りは、海を愛する人々の間で伝説的な評価を得る。

1960

造船家自らによる、大西洋横断での実証

オーナーのフリティオフ自ら操船し大西洋横断レースに参戦。6,500kmの荒波を乗り越え、自らの技術が「絶対的な安心」を生むことを身をもって証明する。

1968 - 2004

激動の時代を生き抜き、
独自の哲学を磨いた転換期

1968

素材革命の中で守り抜いた「本物の技術」

業界に安価なFRPボートの波が押し寄せる中、あえて流行に背を向ける。木造艇時代の深い知識と新素材を融合させ、東海岸で唯一、激動期を生き抜く。

1974

初代モデル「Linjett 30」と、図面だけで結ばれた絆

初の自社ブランドモデルを発表。実機がない図面段階で30名の顧客が購入を即決するという、オーナーとの深い信頼関係が示される。

1978

欧州のライバル14社を圧倒した、圧倒的勝利

主要メーカーが性能を競う公式レースで、最新モデル「Linjett 32」が優勝。性能の高さが実証され、生産が追いつかないほどの人気を博す。

1983

東海岸“ほぼ唯一の生存者”として生き残る

大手造船企業が過度な規模拡張と品質トラブルで次々と破綻する中、リンジェットは「量より質(Quality over Quantity)」を優先。過度な拡張をせず、適正規模を守る戦略により、東海岸でほぼ唯一この危機を克服。

1988

国内生産の4分の1を担う造船所へ成長

スウェーデン国内の新艇生産の約4分の1を占める規模へと成長を遂げる。Linjett 35のローンチ後、ヤードは既存のL32と新モデルL35の生産体制を並行して確立。

2003

オーナーサポートを極めるための、分社化

100年後のオーナーまでを見据えた、より手厚い生涯サポート体制を整える。

2005 - PRESENT

欧州一の称号を得て、
新たな物語を紡ぐ現代へ

2005

第3世代への継承と、デジタル技術の融合

経営のバトンを長年現場を支えたフリティオフ・グスタフソンが引き継ぐ。現在まで三代続く「家族経営のリンジェット」の歴史が始まる。

2019

世界最高峰のハイテク素材「カーボン」への挑戦

超軽量・高強度のカーボン製ヨット「Shogun 50」を建造。140年の木工技術だけでなく、最先端素材をも自在に操る技術力の高さを示す。

2023

欧州最高峰「ヨーロピアン・ヨット・オブ・ザ・イヤー」受賞

最新モデル「Linjett 39」が欧州一の称号を得る。審査員は「生産量ではなく、考え抜かれた職人技の勝利である」と最大級の賛辞を贈る。

2024

50周年の祝祭と、今なお海を走る「全モデル」

ブランド誕生50周年を祝い、歴代全モデルが集結。50年前に造られた最初のモデル「リンジェット30」も、最高のコンディションでその姿を現す。ブランド誕生から現在までに建造された約900艇のうち、99%以上の船が現役で航行。

2026年
アジア上陸
新たな物語の継承へ

140年の歳月を経て、ついにアジアへ。効率化を追う現代に
時代に逆らう誠実さを携え、価値を共鳴するオーナーとの新たな絆を結ぶ。

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